雫とムタ

猫の恩返しと耳をすませばとの関係は?

耳をすませばを見た後で、その中の登場人物、バロンがとっても魅力的で、そして、断片的に出てくる主人公とバロンとの物語もとっても面白そうで、ぜひその物語を見たいと思っていました。猫の恩返しは耳をすませばが映画になってヒットして、その中の登場人物、バロンと主人公雫をちょっと違った道へ案内する印象的な猫を宮崎氏が活躍する映画を作りたいと思ったそうです。そこで、原作者に続編を書いてもらって、実現した映画だそうです。つまり、親子のような関係ですね。でも、実現途中にいろいろあって、実際は監督も、予定通りではなくて、ジブリの作品とは全く今までのイメージとはちょっと違った猫の恩返しという物語が生まれたわけです。同じジブリの作品で、同じ原作者で続編のような関係ではあるけど、ここまで印象の違う物語になったのは面白いと思います。

猫の恩返しは耳をすませばのヒロインが描いた作品?

耳をすませばのヒロイン、月島雫は作品の中で物語を描き続けています。その中の登場人物、バロン。耳をすませばの中でも、物語の人物をつなぐ大事な役割を担った不思議な猫の置物として登場し、その置物を雫がモデルにしたのですが・・・その時、書いていた物語とは、猫の恩返しとは全く違うようです。耳をすませばで描かれていたバロンはもっとシブくて不思議な存在でした。声の担当も露口茂さんから袴田吉彦さんに代わっていますし、(イメージを変えたかったとのことですが・・)続編では、耳をすませばでのあのバロンの醸しだす異次元の雰囲気を味わいたくて、できれば、バロンの恋人ルイーゼなども登場するような冒険活劇のような不思議物語を期待していました、しかし、猫の恩返しは終わってみるとほのぼのとした、胸がキュンとなるような物語となっていました。イメージとしては、同じ作者ではないのですが・・・そこは人間成長です。雫が、高校に入って大学に行って、いろいろ経験して、主人公に自分をの若いころを投影しながら、書いた作品ということならありえるかも・・関係者の方は、その後の雫がどんな物語を描いたか、聖司のバイオリンはどんな音色でひびくのか・・イメージされるのでしょうか。そこから先は、ひとりひとりその物語を見た人の解釈でしょうか。順調に作家を目指し続ける雫もいいけど、また違った道を言っても面白いとも思うのですが・・・・聖司と文通?するうちにイタリアが気に入って、いっちゃう、なぜかそこでパン作りの道を歩むなど・・妄想です。

バロン ルイーゼ

平成狸合戦ぽんぽこ!猫の恩返しと舞台は一緒?

合戦ポンポコ平静狸

平静狸合戦ぽんぽこ、これもいい映画でした。この映画を見た後で、住宅地でたぬきと出会いなんとなく悪いことをしているようなばつの悪い思いをしたことがあります。この映画のあらすじをざっというと、狸たちの住んでいた森が住宅地に変えられると聞いて、狸たちは立ち上がり、人間に化けて出てその計画を止めようとする話です。もちろん、狸たちは勝つことはなく・・・・それでも、住んでいた土地を奪われた狸たちは人間として生きたり、たくましく生き残っていて、救われるところがありました。(いえ~救われないのかな)

耳をすませばのヒロイン月島雫が住むことになった街が狸たちの守りたかった森が変貌した姿で、・・ちなみに多摩ニュータウンです。大人になった月島雫がまた物語を書く、そしてその物語が猫の恩返しだという説があるのです。確かにつじつまはあっているような・・・・ジブリの作品はみんな共通の世界があって何らかの形でつながっているような気がするのは否めません。

平静狸合戦ぽんぽこでは狸が化けものになって人間を驚かせようとする場面があるのですが、あれが、猫の恩返しでハルにお礼に猫たちが訪れた時の、行列の恭しい雰囲気と一致するものがあります。狸合戦が行われた土地だということもなんとなく納得いきます。そしてもう一つイメージするのは、千と千尋の神隠しのリンちゃんです。ふるさとを奪われた動物と言う意味では共通していてリンも戦ったのかなの考えてしまいました。

猫の恩返しは不思議の国のアリスの現代版では?

すごく個人的な、考えですが、猫の恩返しを見た時に私は現実の世界から不思議の世界に迷い込むアリスをイメージしました。猫の事務所に案内されるハル、道なき道を連れまわされ、あれと言う間に見知らぬ路地に。そこでは、自分と少しちがった縮尺の街があって・・猫の事務所でバロンとお茶を飲むシーン、何かもアリスを思わせるものがあると思います。そして、不思議の国から返ってきた少女はなんとなく変わっていて・・

少女ってなんとなくひと時の経験ですごく変わってしまうことがありますよね。アリスとハルはなんとなく共通するような気がするんです。これも、都市伝説になりますか?