ダウンロード (3)

「もののけ姫」の主人公アシタカとサン。

それまでの作品とは少し違うものの、やっぱり、この二人は理想的な宮崎カップルであることに変わりはありません。でも、気になるのは、その後の二人。早い話、二人は結ばれたの?ってこと。あなたは、どう思いますか?

スポンサードリンク

主人公アシタカともののけ姫サン。でも、今までのヒーローヒロインとは何かが違う?

「もののけ姫」に出てくるヒーロー「アシタカ」とヒロイン「サン」は、それまでの宮崎作品の主人公たちとは、ちょっと違って見えます。

ダウンロード (2)

でも、いったいどこが?

まず、もっとも大きなファクターは、二人とも平気で人殺しができるということです。時代背景が戦国の世だから、仕方ないというか、それが当然なのかもしれませんが、「もののけ姫」以前の宮崎作品には、あそこまで凶暴なキャラクターは、登場しませんでした。

これには、バブル経済が崩壊して様々な既存の価値観が意味をなくしつつある日本の姿が、深く影響しているようです。

宮崎駿のもののけ姫にかける世界観

物質的な豊かさが幻と消え、上滑りのポップカルチャーといったものが過去のものとして急速に忘れ去られていく時代にあって、宮崎監督は、既成の概念を打ち破る荒々しいキャラクターを作りたかったのかもしれません。

 

もうひとつの大きなファクターは、彼らの行動の原動力が、基本的には「自分のため」という目的に執着していることです。もう少し詳しく言うと、自分が生きる方法を知りたい。生きる意味を知りたい。そういった衝動によって、行動を起こしているということです。

そんなキャラクター像を象徴しているのが、シシ神に二人が首を返そうとするシーンです。体中に広がるあざを見て、サンが驚きますよね?

ダウンロード (6)

アシタカは動じてなかったけど、それは、もともとタタリ神のあざが腕にあったからです。世界を災難から救おうとしているヒロインが、自分の身に降りかかる災厄の前に怖気づく。

こういったヒロイン像、過去の宮崎作品にはなかったはずです。

スポンサードリンク

宮崎駿の恋愛観?

さて、ちょっと小難しいことを述べてしまいましたが、こうしたキャラクターの下地が、宮崎監督の恋愛間に影響をもたらしているとは言えないでしょうか?たとえば、未来少年コナンのコナンとラナです。あの二人の間に流れている愛情って、見ているこちらが恥ずかしくなってしまうほど純粋でストレートです。

 

わたしなんか、子供ころ、第8話の水中シーンを顔を真っ赤にさせて見ていました。知らない人必見です(笑)

 

でも、あれがいい、ああいうのが見たいと思っている人がたくさんいたから、その後の宮崎作品は、徐々に人気が増していったわけです。

 

ところが、アシタカとサンは違います。

 

未来少年コナンと同じ口移しのシーンがあるにもかかわらず、あまり、うらやましいとは思いません。唾液いっぱいだしね。( ̄▽ ̄;)

あれは、あくまで食べ物を与えているだけであって、それ以上の心の動きが感じられないからです。

ダウンロード (5)

アシタカとサンのその後は?結婚か!? ズバリこうなる大胆予測!!

要するにドライなんですよね。

映画のラストで、アシタカが森とタタラ場それぞれの場所で生きよう。そのかわり、時々、ヤックルに乗って会いに行くよとサンに言います。

 

でも、本当に愛しているのだったら、コナンとラナみたいにできるだけ一緒にいたいんじゃないかなと、この時、観客は心のどこかで感じてはいないでしょうか?

続きは次のページ