つまり、感情よりも論理が先行しているわけです。森とタタラ場を、いかにして共生させようかという論理です。

 

宮崎監督も、アシタカは、森とタタラ場の板ばさみになって苦労するだろうという趣旨のことを後に述べています。アシタカとサンがコナンとラナのような関係だったら、二人して森に住み、時々、アシタカだけがタタラ場に顔を出すというふうになると思うのです。

 

そんなわけで、アシタカとサンのその後の関係は、単純に好きだ嫌いだというようにはならないでしょうね。

スポンサードリンク

いずれは結ばれるでしょうが、あまり、ベタベタした関係にはならない。それぞれが、自分の考えに従って自分らしく生きていく。

 

でも、見ている方向が同じだから、時々、そばにいたくなる。これって、現代に生きるわたしたちの恋愛感に近いと思いませんか?愛し合っているけれど、各々やりたいことがあって、そうした気持ちをお互いに大切にしていく。

 

アシタカとサンの関係は、夫婦別姓とか、夫婦でも別々の部屋で寝ているとか、どこかで現代の夫婦間の問題につながっているのかもしれませんね。

スポンサードリンク

宮崎監督!続編たのむ・・・。

で、ここからはわたしの想像というか、こんなふうになったらおもしろいなという話なんですが、いずれ生まれてくるであろうアシタカとサンの子供を主人公にした映画が作られたら、ぜひ見てみたいと思うのです。

 

森とタタラ場、両方の考えを持った主人公の少年が、人間界で出会った薄幸の少女と世界の矛盾に挑んでいくというような続編があったら、どうです?見てみたいとは思いませんか?

その頃は、もののけたちの力も衰えていて、今度は人間同士の醜い争いが主軸となる。クライマックスで、そんな人間たちの争いをあざ笑うかのように、復活したデイダラボッチによって巨大災害がもたらされる。なんてね。

ちょっと、荻原規子さんの「勾玉」シリーズに似ているかもしれませんが。いずれにしても、「もののけ姫」は、見る度に何かを考えさせられる最良質の映画ですね。

 

宮崎監督、長編からは引退したなんておっしゃらないで、もう一発、今度は何も考えずに楽しめる映画を作ってもらえませんか? (≧人≦●)

原田原田

原田でした!