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映画「ゲド戦記」では、大賢人として世界の均衡を守るために旅をしているゲドことハイタカ。アレンと出会い、彼の成長を見守りながらも世界を心配しています。

そこへ現れたのが「クモ」。映画ではクモとハイタカの関係は知り合い程度にしかわかりませんでしたが、一体どんな関係なのでしょうか?その辺りも含め、ゲドの正体について名言とともにご紹介!

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映画「ゲド戦記」におけるハイタカ

原作「ゲド戦記」はタイトルの通りハイタカことゲドの成長にまつわる物語ですが、映画「ゲド戦記」において主人公はアレンで、ゲドはサブのキャラクターのように描かれています。

 

原作でゲドはゴントという地でヤギ飼いとして暮らしていましたが、自身の魔法の才能に気付きローク島という魔法使いの島へと渡り修行を経て、大賢人という地位まで上り詰めます

 

映画ではすでにハイタカはロークの大賢人となっていて、世界の均衡を乱すものの原因を探す旅にでているところ、アレンに遭遇して旅を共にするようになります。

 

主人公ではないものの、ハイタカの言葉や振る舞いは大賢人らしく、どこかオーラを感じさせます。またアレンに向けていうセリフの一つ一つには重みさえ感じてしまい、とても存在感のあるキャラクターであったと思います。

ハイタカの声優を務めたのは渋い声の菅原文太氏。

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本作品のハイタカことゲドの声優を務めたのは「仁義なき戦い」や「トラック野郎」で御馴染みの菅原文太氏。ジブリ作品では「千と千尋の神隠し」でカマ爺役を演じていました。

 

今回はロークの大賢人ということでカマ爺とは違い、持ち前の渋い声色はハイタカのセリフと良くマッチしていたと思います

 

菅原さんはこの頃、本作品や「千と千尋の神隠し」以外のアニメーション作品にも声優として活躍されていて、訃報を聞いたときはとても悲しく思いました。昭和の俳優として今後も名を残す名優だと思います。

ハイタカの誠の名は「ゲド」

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この「ゲド戦記」の舞台となっているアースシーという世界では、人や物には全て誠の名前があり、その名前を知ることでそのものを自分のものにすることができる。その力が魔法だと言われています。

 

本作品でもハイタカの誠の名前はゲドで、アレンを連れてテナーの家に言った時にテナーから誠の名前が呼ばれた時、初めてゲドという言葉が出て来ました。

 

原作ではゲドという名前は同じゴントに住む大魔法使いであったオジオンから授かった名前で、それ以後はオジオンのもとで魔法使いとしての修行を積み、とさらなる魔法の研鑽のためにやがてはロークの島へ旅立っていきます。

印象に残ったハイタカのかっこいい名言とシーンについて。

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本作品においてハイタカは先述したように主人公ではありませんが、印象に残るセリフを数多く残しています。とくにアレンに語ることばは、ロークの大賢人として、そして人生の先輩として言葉一つ一つにとても重みがあり、そしてどこか厳しくも暖かいものが感じられます。

 

そんなハイタカで印象に残っているのは、クモに誠の名前を告げてしまい操られてしまったアレンに対しての長いセリフ

「この世に永遠に生き続けるものなどありはしないのだ。自分がいつか死ぬことを知っているというのは、我々が天から授かった素晴らしい贈り物なのだよ。わしらが持っているものはいずれは失わなければならないものばかりだ。苦しみの種であり、宝物であり、天からの慈悲でもある。わしらの命も」

 

このセリフを聞いた時のアレンの泣きじゃくる顔は、ことばが心の奥に響いたことがよく表れていてとても良かったです。

 

 

また、クモによって捉えられたハイタカが最後を迎えようとした時のセリフ

「耳をすましてごらん。希望が近づいてくる」

とセリフもとてもかっこ良かったと思います。

同じ魔法使いであるクモとハイタカの過去とは?

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映画では説明は過去にあったことが描かれていませんが、ハイタカとクモが以前にも関係していたことが2人のセリフから分かります。これは映画では描かれていませんが、原作で以前に同じような立場で2人が対峙していた過去があったのです

 

その時もやはりクモは禁断と言われる魔法で生死の境界を分つ扉を開けようとしますが、そこでもゲドによって阻止されてしまいます。そんな過去を持っている2人は、本作品において言えば「クモのハイタカに対するリターンマッチ」とも言えるのではないでしょうか。

 

映画でクモは魔法を封じ込める力でハイタカを追いつめますが、アレンとテルーによって焼き払われてしまいます。

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ハイタカことゲドの正体とは?

ゲドの正体とは、原作通りロークの大賢人。そんな地位に就きながらも世界の均衡を乱すものの正体を突き詰めるために旅をするあたりは、かなり自由な振る舞いができる地位にあったのでしょう

 

その均衡を崩している原因は、クモによる禁断の魔法で生死の境界を分つ扉をこじあけようとすることにありました。それを知ったゲドは再びクモの企てを阻止するために動きますが、今度はクモの魔法封じによってその力を奪われてしまい、結局捕われの身となってしまいます。

 

原作ではそのような目に遭わなかったハイタカですが、映画ではクモに完全に魔法使いとしては負けているように思います。それだけクモのハイタカに対する執念と、不死の力を得たい欲望が勝っていたとも言えます。