うっちーうっちー

ジブリは感動する作品がたくさんです。


ジブリ作品が映画界に与えた影響は計り知れません。アニメを楽しくて面白いものから、胸が震える感動作に昇華させたのもジブリ映画です。

子供から大人まで支持される理由、その理由は一体なんなのでしょうか。

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ジブリ映画は年を重ねるたびに感動のツボが変化する?

メイと同じ歳に観た「となりのトトロ」と、親になってから観る「となりのトトロ」。

同じ作品なのに、目線が違うだけで新しい発見があります。「思い出のマーニー」を思春期真っ只中の少女が観るのと、大人になった女性が観るのとでは感じ方も違います。

 

大人になって、ようやく「紅の豚」の男のロマンが理解できた人もいるでしょう。いつも同じシーンで感動する作品もあれば、年を重ねて感動するツボが変化する作品もある。これがジブリ映画の最大の魅力ですね。だから何度でも観たくなるのです。

私はこの作品のここにぐっときた!感動した!ベスト5

「風の谷のナウシカ

ナウシカ

キツネリスがナウシカの指に噛みつき、ナウシカが痛みをぐっとこらえて「怖くない・・・ね?」とやさしく語りかける。

怯えていたキツネリスは警戒心を解き、心を開いたキツネリスがペロペロと指を舐める。ナウシカの生命に対する愛情の深さを見事に表現したシーンです。このシーンが、クライマックスの奇跡へとつながります。

自らの命をもってオームの怒りを鎮めたナウシカを、心を開いたオームが金色の触手で包み込み、ナウシカは蘇ります。

 

このラストシーン、最初の案は「オームが突進してきて、そこに降り立つナウシカ」で終わるというものだったとか。

2つ目の案が「ナウシカが死んで伝説になる」、3つ目が「死んで蘇る」。プロデューサーの高畑勲と鈴木敏夫が相談して「死んで蘇る」に決定。宮崎監督が承諾し、感動の名シーンが生まれたのです。

「となりのトトロ」

トトロ

サツキは、賢くしっかり者で良妻賢母のような長女。

メイは、元気で甘えん坊でチャーミングな次女。母親の退院の日を待っていた2人は、退院が伸びてしまったという電報に驚きます。今にも泣きそうな心を抑えて、父親に電話するサツキ。お母さんのために、トウモロコシを届けたいというメイ。

 

健気な姉妹の描写が素晴らしいですね。

 

いなくなったメイを探すサツキは、トトロに助けを求めます。トトロはネコバスを呼び、ネコバスはあっという間にメイを見つけ、姉妹を母親の病院まで連れて行く。

 

このクライマックスシーンは、大人が見てもワクワクします。

 

姉妹の両親もいいんです。お父さんはトトロと会ったというメイの話を否定しないし、お母さんは“お化け屋敷に住むのが夢だった”と無邪気に言える人。優しい、優しい物語です。

「魔女の宅急便」

魔女

宮崎監督が描くキキのイメージから、少女向けの作品だと思いがちですが、胸に響くのは大人のほうではないかと思います。

 

魔法の力が弱まり、唯一の特技である“空を飛ぶ”ことができなくなってしまったキキ。

 

それまで何も考えずにできたことができなくなり、キキはスランプに陥るわけです。

夜中、ホウキで飛ぶ練習をしても飛べずに落ち込むキキ。挙句には、母親が作ってくれたホウキを壊してしまう始末。焦って悩むキキの姿に、自分と重ね合わせた人も多いのではないでしょうか。

 

以前、仕事を依頼した老婦人が、キキの仕事ぶりに感謝しケーキを贈ります。ちゃんと自分を見てくれていた人の存在に感動し、キキは勇気を出してトンボを助けるため、無心になって飛びます。

見事、トンボをキャッチした瞬間は、劇中の観衆と一緒なって拍手を送っていました。

「崖の上のポニョ」

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CGでのアニメ制作が当たり前になった昨今、本作はすべて手描きで描かれています。そのこだわりは、宮崎監督が超一流のアニメーターだということを再確認させてくれました。

 

特にこだわったのは“海”。生き物のような波の動きは、同時に海の怖さを表現しています。

 

目や頭を持った擬人化した波。そう見えるのは宗介だけで、大人には見えません

。昔、波が足元を濡らしたときの“ヒヤッ”とした感触が、冷たい生き物が足にまとわりつくような感じに似ていたのを思い出しました。監督のイマジネーションの素晴らしさに驚きます。

 

大波の上を走るポニョのシーンの波が大魚の群れに変わっていくシーンは、まるで葛飾北斎の浮世絵です。街が水没し、古代魚たちが泳ぐシーンで登場した古代魚は、宮崎監督が考え出した想像上の古代生物だとか。

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「借りぐらしのアリエッティ」

ありえ

「崖の上のポニョ」で、ポニョが水魚に乗って宗介のところへやってくる一連のシーンを描いた人は、米林宏昌監督です。宮崎駿も、米林監督のアニメーターとしての才能に太鼓判を押しています。

 

鈴木敏夫プロデューサーも、「蔦を渡って2階の翔の部屋まで行く」と脚本に書かれた1行から、米林監督がアリエッティの動きを作り上げた絵コンテを見たとき、その才能に驚いたといいます。

 

冒頭のアリエッティが、庭から床の下に戻っていくシーンから素晴らしいです。庭の植物の折り重なった部分をかき分け、スルスルと進んでいく動きだけで、アリエッティがとても好奇心が旺盛な性格だとわかります。

 

また、人間世界から借りたもので、創意工夫を凝らして生活する描写がじつに細やか。これだけでも、米林監督のセンスを良さが伺えます。

言葉では表現できない部分を、いかにして画で表現するか、アニメーションの醍醐味を感じさせてくれる作品なのです。

うっちーうっちー

最後までお読みいただきありがとうございました。