風立ちぬの登場人物の特徴、性格と心に残るセリフをまとめてみました。

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堀越二郎の性格、特徴

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子どもの頃から憧れた飛行機を追い続けるという一途な性格。

けれど必死になってそれを手に入れるのではなく、天才肌でありながらもマイペースで、目的に向かって迷うことなく歩いていくタイプ。”これ”と決めたらすぐに行動に移す、いわば思考と行動が直結している部分も持ち合わせている人です。

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そんな行動的な性格が作品の中でよく表れているのは、奈穂子の父にいうこのセリフ。

「お嬢さんとの交際を認めてください」

もうそれは決まったことです、とでも言わんばかりに真っ向から、それでいて静かな調子で奈穂子の父である里見に告げる場面はとても印象に残りました。

菜穂子の性格、特徴

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少女時代は活発。大人になってもお茶目で活発な面影は残っているけれど、それに加えどこか静謐な雰囲気を身にまとった、いわゆる魅力的な大人の女性として成長を遂げています。

 

少女時代から、そして結核を患っても二郎を想い続ける一途なところは、二郎と似ていると思いました。

 

無理を押してまで送った黒川家での2人の大切な日々を胸に、黒川家を後にどこかへと向かって行く姿が印象的。これまでのジブリ作品にあまり登場してこなかったヒロイン像だと思います。

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好きなセリフは結核がひどくなって駆けつけた二郎にキスをした後に言うセリフ。

「うつります」

キスをする前にではなく、キスをした後で言うところが、二郎に深く惹かれていることをよく表していると思いました。

ドイツ人のカストルプの性格、特徴

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無類のクレソン好きであり、タバコ好き。ある意味、映画の中では二郎と奈穂子を結びつけた人物。

 

時々、軽井沢の別荘で二郎にジョークのような、真相を突いたようなことを鋭い眼光で言う。そこから物事に対する洞察力の鋭さや、カストルプ自身の立場が伺える。

 

別荘の中、カストルプのピアノ伴奏で二郎と里見が歌うドイツの歌”唯一度だけ”を熱唱するシーンは個人的に好き。このカストルプ、映画の中では不気味な存在で、どこか二郎と奈穂子の先行きを暗示させるよう。

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印象に残ったセリフは二郎とテラスで独り言のように漏らしたセリフ

「ドイツのタバコ、これ最後。かなしい」

黒川の性格、特徴

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三菱重工業に勤める航空機技師で二郎の先輩。二郎のように天才肌ではないが、努力を積み重ねて着実に一つずつ駒を進めて行く性格。

 

就任したての二郎にさまざまな課題を与え厳しくも見えるが、部下であっても素直に才能を認め、ゆくゆくは二郎にとって良き理解者となる存在。

 

二郎と奈穂子の結婚を取り持ち、結核を抱える菜穂子を自分の家に住まわせるところは、仁義に厚く、人情味溢れる人柄が表れていて、私がスタンドプレイヤーの中で一番好きだった人物。

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花嫁姿で奈穂子が二郎のもとへやってくるときに、障子を開けていうセリフ

「来た来た」

このセリフは、私も同じ状況だとつい黒川と同じようなことをやってしまいそうで微笑ましかったです。

本庄の性格、特徴

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二郎のライバルであり、良き友人。いわゆる切磋琢磨の間柄。

二郎のマイペースな性格とは対照的に本庄は野心に燃える情熱家。

 

共にドイツへ研修に行った際、純粋にドイツの飛行機という乗り物に惹かれている二郎と、日本との技術的な差に嘆いている本庄の姿は、両者の飛行機に対する考えや姿勢の違いがよく表れていたと思います。

二郎とのシーンで好きだったのは学生時代の食堂シーン。

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いつも同じサバ定食を食べる二郎に向かってご飯をかきこみながらいうこのセリフが好きでした。

「たまには肉豆腐でも食え」

とそんな本庄のことを無視してサバの骨に見とれている二郎の姿も印象的。

奈穂子の父「里美」の性格、特徴

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奈穂子の父である里見は温厚で礼儀正しく紳士。また実の娘である奈穂子を思いやる優しい父親。

 

そんな愛すべき娘といきなり「交際させてください」と二郎に迫られた時の驚いた表情は、紳士から急に父親の顔になったようで印象的でした。

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見舞いにきた後で里見家を後にする二郎に向けていったセリフ

「男は仕事をしてこそのものだ」

これは奈穂子の父としてでも、紳士としてでもなく、同じ男としての二郎に送った言葉だと思います。

妹「加代」の性格、特徴

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二郎の妹。。活発的な性格で、兄である二郎の背中を見て育って来たことが良く伝わってきます。

 

加代は二郎の少年時代、学生時代、そして航空機技師時代、それぞれの場面に少し登場するだけなのですが、二郎と一緒に居ない間も兄を尊敬し、目的とし、二郎に認めて欲しいと思い続けている雰囲気が画面から伝わってきました。

奈穂子とは違ってジブリ作品では良く登場する女の子像ではないかと思います。

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印象に残っているのは子ども時代、キズを負った二郎に言ったセリフ

「赤ちんを塗って差し上げます」。

”赤ちん”と”差し上げる”という言葉の繋がりが、とても良かったです。

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カプローニの性格、特徴

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イタリアの飛行機設計士。二郎の夢に現れ、二郎を飛行機作りへと導く存在。

 

意欲的に飛行機作りに挑む情熱的な反面、戦争に使われるための消耗品に過ぎないとシニカルな面も併せ持つ。二郎が岐路に立った時、二郎の夢に現れる人物だが、それが本当に夢なのか、リアルな世界なのか捉えづらくしているように感じました。

 

そう考えると、このカプローニもカストルプと同じく不気味な存在。ただカストルプと違い”人生は一度きり。楽しもうじゃないかと”という、いかにもイタリア人的な人柄が滲み出ていました。

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そんなカプローニの好きなセリフは最後のセリフ

「いいワインがあるんだ」