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スタジオジブリ「コクリコ坂から」の舞台について時代背景、舞台となった街についてまとめてみました

「コクリコ坂から」時代は高度経済成長を迎えて行く日本

スタジオジブリ「コクリコ坂から」は前作「ゲド戦記」に続く宮崎吾朗の第二作目。前作のファンタジーと違い、本作品は1960年代半ばの日本太平洋戦争が集結し、戦後慌ただしかった日本から幾らか時が経過し「もはや戦後」と言われた時代です。

 

ちょうど高度経済成長期にあって日本が敗戦国から先進国へと駆け上がっていくまっただ中で、いわばある種独特の雰囲気に包まれた日本だったと思います。そこに拍車を掛けるようにして決定された「東京オリンピック」。

 

今の日本にはないエネルギッシュな日本が背景とされています。

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舞台となった街は?

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また場所は神奈川県の横浜。東京から少しばかり離れたこの街は、大きな港町としてまた他の街とは違う異国情緒が漂っています。大きな中華街や様々な国々が行き交う場所なので、ある種独特の空気がそこにはあります。

 

本作品のヒロインである松崎海は皆から「メル」と呼ばれています。何故「メル」と呼ばれているかについて映画では触れられていませんが、これはフランス語で海を表す「メール」が由来とされたもの。

 

あだ名にフランス語が付けらるところを取ってみても、異国の文化が自然に馴染んでいることが窺えます。

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カルチェラタンとは一体何?

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また本作品において登場する男子文化部施設「カルチェラタン」という名もまた異国文化を象徴している一つ。

 

カルチェラタンとはフランス語で「ラテン語地区」という意味。まだフランス語が国内において統一されていなかった時代、ヨーロッパ各地からパリに集まってきた学生達が当時の国際共通語であったラテン語で会話をしていた地区であったことが由来とされていて、この地区はパリ大学を始め学校が集中している学生街。

 

1960年代に起こった5月革命の時に様々な反体制学生運動の中心地がこのカルチェラタンでした。そして同じ時代にあったこの男子文化部施設もそんな熱い学生運動を巻き超すような存在としてそう名付けられたのではないかと考えられます。

詳しくはこの記事→ジブリ「コクリコ坂から」に出るカルチェラタンとは?意味は何!?

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