いずみいずみ

こんにちは、いずみです!

どんな名作にも、いや名作であればあるほど、まことしやかな都市伝説はつきもの。もちろん「もののけ姫」にも公開直後からささやかれてきた都市伝説があります。それはどんな都市伝説なのか? そしてそれは本当のことなのか、それとも嘘なのか?

今回は「もののけ姫」の都市伝説に迫りたいと思います。

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そもそも「もののけ姫」の都市伝説とはどんなもの?

ハンセン

「もののけ姫」は、宮崎駿監督の作品では異色ともいえるものです。なにしろ残虐なシーンや対立が多く描かれているし、タタラ場も活気はあるけれど不気味な一面もある場所ですよね。

 

その不気味さに一役買っているのが体じゅうに包帯を巻きつけた人々の存在です。

「負傷兵のような人たちなのかなぁ?」

なんて思いながら観ていましたが、そうではなくて「業病」を患った人たちなのだとエボシ御前は言います。

 

ここに都市伝説が存在します。「タタラ場はじつはハンセン病患者の隔離施設だった!」というもの。つまり映画の中でいう「業病」は、ハンセン病をさすというのですね。

タタラ場にいる包帯を巻いた人たちはハンセン病だった?

「もののけ姫」のタタラ場には製鉄を行うタタラ者だけでなく、砂鉄を採る人や、運搬用の牛を飼う人、さらにシシ神らもののけと戦い警備も務める石火矢衆と呼ばれる傭兵など多くの人々が描かれています。

そんなタタラ場の一角に体じゅうに包帯を巻きつけた人々の暮らす場所があり、彼らはそこで石火矢の開発や製造に携わっています。

 

タタラ場をしきるエボシ御前は彼らの病気は「業病」であると言いました。

「業病」には、ただ「難病」というだけでなく「自らの悪行の報いにかかった病気」という意味合いが込められています。

ハンセン病がそういう病気として忌み嫌われてきた歴史が日本にはあるので、この人々はハンセン病患者として描かれているのではないか? と噂されたのですね。

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エボシ御前はじつはいい人? それとも?

エーボーシ

エボシ御前は、そんな忌み嫌われている人々を集めて仕事を与え、生活させています。さらに売られた娘たちを買い戻してタタラ場で働かせています。娘たちはこう言います。

「行くあてのない私たちをエボシ様だけが受け入れてくれた」

と。

ここまで見てくるとエボシ御前はとてもいい人なのではないかと思えてきますが、その一方で、製鉄に必要な木材を得るためにシシ神の森を壊しシシ神の首を捕ることに躍起になるという利己的で非情な一面も合わせもっています。

 

エボシ御前はいい人か悪い人か、とたずねられたら、わたしは「人間だ」と答えたいですね。

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人間は常に二面性をあわせ持った存在です。

それが人間の複雑なところであり魅力でもあります。エボシ御前は弱者に生きる場を与えました。

けれど、タタラ場を守りたいという気持ちが強すぎてもののけと争いを繰り広げてしまっています。そして最後には、己を振り返り、新しいタタラ場を築こうと決心します。

 

わたしはこの「もののけ姫」という作品、エボシ御前に焦点をしぼって見てみれば、ひとりの人間の過ちと再出発の物語と読み取れると思います。エボシ御前はとても魅力的な人物です。

次のページではハンセン病者のセリフなどの疑問を検証します。