いずみいずみ

いずみでーす♪

山のような巨体をもつ白猪「乙事主」。自然破壊をすすめる人間を憎み、一族を率いて人間に総攻撃を仕掛け、映画終盤の混乱を引き起こします。

今回は存在感ある猪神「乙事主」に迫ってみます。

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「もののけ姫」に登場する動物の神様にはだれがいる?

「もののけ姫」には人語を理解する動物の姿をした神がいくつも登場します。

その筆頭が「シシ神」。

昼は人面の鹿、夜はディタラボッチに変身するという生と死をつかさどる神です。

シシ神様

 

続いてモロの君。

人間であるサンを娘として育てた白い犬神です。モロの君には2頭の息子がいて、彼らも人語を話します。

もろ

 

そして4本の牙をもつ巨大な猪神「乙事主」。

乙事主

乙事主には配下の猪神が大勢います。そのうちの1頭が「ナゴの守」。石火矢の弾を受けタタリ神と変貌した神様です。このナゴの守を弓で射て、アシタカが死の呪いを受けたことがすべての始まりでした。

 

よく分からないのが猩々。

猩々

あれは猿? それとも猿神? 人語は理解しているようだけど・・・。

乙事主のプロフィール紹介。声優も!

乙事

乙事主は4本の牙をもつ猪神の最長老。シシ神の森を守るため鎮西(九州)から一族を率いてやってきました。

年齢は500歳。すでに目は見えません。

 

視覚を補うためか嗅覚や気配を察する能力は抜きんでており、渓谷を挟んだ隣の山の森にいるジコ坊たちに気がつくというシーンもあります。

ちなみにジコ坊たちはそのとき、動物の毛皮をかぶり、顔に獣の血を塗って人の臭いを消していました。どれだけ乙事主が臭いや気配に敏感かが分かりますね。

 

性格は誇り高くやや頑固。モロの一族とは対立しているが、じつはかつては「好い仲」だったという設定があります。

この設定は美輪明宏さんがモロの声をあてているときに宮崎駿監督が急に言いだしたそうで、「まったく、ろくなこと思いつかないんだから」と美輪さんがこぼしたとかなんとか。

乙事主の声を演じたのは、故・森繁久彌さん。

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映画、テレビ、ラジオ、舞台でも活躍し2009年に亡くなった名俳優です。ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」では上演回数900回、観客動員数165万人という記録を打ち立て、1991年の文化勲章をはじめ数々の賞を獲得しています。

アニメーション作品では「もののけ姫」の乙事主のほか、ディズニー映画「ヘラクレス」のナレーションや「ドラえもん のび太と翼の勇者たち」にも出演しています。

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乙事主の由来は?

じつは長野県に「諏訪郡富士見町乙事」という地名がありまして。

どうやらここに宮崎駿監督の奥様の別荘があったとかで、監督もよく訪れていた場所なのだそう。この地名から「乙事主」という名前がつけられたようなのですが、このあたりの地名から名づけられたのは、じつは乙事主だけではなかったのです。

富士見町には「烏帽子」「甲六」という地名もあり、それぞれエボシ御前、タタラ場のトキの夫の甲六の名前に使われたよう。「ジコボウ」というキノコが採れるという噂もあります。

 

富士見町にある「歴史民俗資料館」には宮崎駿監督がここで講演会を行った際に描いたという「八ヶ岳山麓概念図」など4枚の原画が展示されていて、さらに同じく富士見町にある「乙事しだれ桜」は宮崎駿監督お気に入りという情報もありますよ!

宮崎駿監督と縁の深い土地なんですね。

次のページはいよいよ乙事主とタタリ神の検証!