いずみいずみ

いずみです、こんにちは♪

毎回、新作が出るたびにワクワクドキドキさせてくれた宮崎駿さん。残念ながら2013年公開の「風立ちぬ」を最後に長編映画制作から引退してしまったのですが、すばらしい作品をたくさん残してくれました。

今回は、これまで公開されたきら星のような作品群を振り返りながら、宮崎駿ワールドを独断と偏見まじりに紹介します!

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宮崎駿アニメの独断的感想

1980年代初頭、宮崎駿さんは企画書をもってテレビ局まわりをしていたそうです。

そのときに手にしていたのは「となりのトトロ」や「もののけ姫」の原型となった企画。でも、よい返事はもらえずに、関係者から「あいつの企画は馬糞臭い」と陰口をたたかれたのだとか。

1980年代初頭といえば、「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」などが現れた時期。従来のアニメーション「ドラえもん」「世界名作劇場」「Dr.スランプあられちゃん」などの小学生までの子ども向け作品よりも、やや上の中学生以上を狙った作品が注目を集め始めていた時代でした。宮崎駿さんの企画はその時代の波に乗り遅れていると思われたのでしょう。

その後「風の谷のナウシカ」を徳間書店の企画会議に載せるも「原作のないものは無理」と却下され、それなら、とアニメージュ誌上で漫画「風の谷のナウシカ」の連載を経て1984年、長編映画「風の谷のナウシカ」が公開されました。

じつは宮崎駿さん、けっこう苦労もしてるんですね。

「馬糞臭い」という陰口はかなり嫌な表現だけれど、でも、言いたいことは分かるんです。

宮崎駿作品って、正義とか勇気とか純粋さとか、そういうまっとうで普遍的な良さをそのまま形にしたような、そんな王道作品なんですよね。けして目新しい価値観じゃない。でもいつまでも色あせない。それが宮崎駿作品の魅力だと思うんです。

「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」が中学生以上の男子をターゲットにしているのに対して、宮崎駿作品はどちらかというとファミリー層向け。両親が小さい子を連れて映画館に足を運び、親子そろって楽しめる作品なんです。テレビよりも映画向けの作品なんでしょうね。そういう意味ではディズニー作品と、とてもよく似ています。

宮崎駿さんを「最後の国民作家」と呼んだ人がいるけれど、なるほど、と思いました。日本人ならだれでも、大人でも子どもでも楽しめる作品を創り続けた監督は稀有の存在です。

アニメーション作品に限らず映画にしろドラマにしろ小説にしろ、日本のエンターテインメント作品はファミリー向けをあまり評価したがらない風潮にあると思うのです。だから良質なファンタジーが育たない。そんな中にあって、ほんとうに素晴らしい作品を残してくれました。感謝したいです。

あ、でも!

長編を作るのは体力的にむりでも、短編には取り組んでいると聞きました。今、CGを取り入れた作品を制作中なんですよね。完成が楽しみです!

宮崎駿作品はジブリだけじゃない!

1984年「風の谷のナウシカ」公開の翌年1985年にスタジオジブリが設立され、以降、スタジオジブリが宮崎駿作品の拠点となりましたが、ジブリ以前の作品にもいいものがたくさんあります。

ここでいくつか紹介しますね。

「ルパン三世 カリオストロの城」(1979年)

モンキーパンチ原作の「ルパン三世」シリーズ、第二作目の映画版です。

宮崎駿さんが映画監督デヴューを果たした記念的な作品でもあります。

テレビでも繰り返し放送されているので、きっとみなさんご存知ですよね!

ルパン三世といえば、もともと派手なアクションがウリの作品なのだけれど、この「カリオストロの城」のルパンはそれだけじゃない。ヒロイン・クラリスの純粋さにひかれ、幽閉された塔から救出しようと尽力するルパンの姿はけなげともいえます。

ラストシーンでは、クラリスを思わず抱きしめようとした手を思いとどまるところなどルパンの心情がよく描かれていて、とても人間味を感じさせてくれますね。当時では考えられなかった、こういう細かい心理描写がとても優れていると思います。

興行的にはルパンシリーズの第一作を越えることはなかったそうですが、ジワジワと人気が高まり、結果的に宮崎駿監督の名を世に知らしめる作品となりました。

「未来少年コナン」(1978年)

宮崎駿さんが事実上の初監督を務めたテレビアニメ作品。

NHKで毎週放送された連続アニメーションでした。

舞台は最終戦争と地殻変動で文明が崩壊されつくした後の地球。主人公コナンは驚異的な身体能力をもつ少年です。垂直のビルをかけのぼり、足の指だけでぶら下がれる! コナンの住む島に漂着するのがヒロインのラナ。その後、世界征服をたくらむレプカに連れ去られたラナを助け出すため、コナンは単身レプカの待つインダストリアに向かう、というストーリーでした。

「天空の城 ラピュタ」に少し似た雰囲気もあって、わたしは大好きなんですが、意外と視聴率は低かったそうです。

すごく面白いんですけどね!

「アルプスの少女ハイジ」(1974年)

アニメ版・世界名作劇場として制作されたこの作品では、宮崎駿さんは全カットの場面設定および画面構成を担当。

最高平均視聴率26.9%と大ヒット作となりました。

現在放送されている家庭教師のトライのCMでもおなじみですよね。ハイジの素朴で元気なかわいらしさがたまりません。

「パンダコパンダ」(1972年1973年)

ほかにもいろいろあるけれど、あと、これだけ紹介しますね。

「パンダコパンダ」は高畑勲さん、小田部羊一さんらとともに制作した子ども向けの作品。宮崎駿さんは原案・脚本・原画・美術などを担当しました。

とぼけた味のパンダがユーモラスで、主人公のミミちゃんがとってもかわいい秀作です。「となりのトトロ」の原型とも言われています。

宮崎アニメ作品おすすめランキングトップ10(ジブリ含め)

こちらも独断で一言コメントとともにお送りします!

トップ10「風たちぬ」

この映画を観た最初の感想は「宮崎駿さんゼロ戦お好きなのねー!」でした。ゼロ戦への愛を感じました。

そして、アニメーションとしてではなく、「映画」を創りたいという監督の意欲がヒシと伝わってきましたねぇ。

登場人物をきちんと「人間」として捉え、日常の生活が丹念に描かれているところが一番の見どころだと思います。

トップ9「アルプスの少女ハイジ」

なにごとも前向きで明るいハイジの元気なかわいらしさがたまりません。

その明るさがおんじの抱える闇やクララの苛立ちを照らし、気が付けば笑顔を引き出していましたね。

ハイジは登場人物だけでなく観ている人全員の心を癒してくれたと思います。

ハイジのふるさとスイスアルプスにも行きましたが、高い空と白銀の峰どこまでも広がる花畑が素晴らしかったです!

トップ8「未来少年コナン」

ほんと大好きなんですこの作品。主人公コナンの身体能力が高すぎて笑えます。はだしで飛び、垂直のビルをかけのぼり、わずかな突起に足の指だけでぶら下がります! 何度も落ちそうになるたびに、はらはらドキドキします。

コナンのやや無鉄砲でまっすぐな気性と、しっかり者のヒロイン・ラナのけなげさが胸を打ちます。

トップ7「魔女の宅急便」

13歳の主人公キキが、黒猫のジジを連れて修行の旅に出る物語。

宅急便の仕事をこなすうちに、お客のそれぞれの事情を知ることになり、やり場のない淀んだ気持ちも味わいます。

大人世界の難しさも了解して、それでもしっかり前向いて生きていこうとする、キキのたくましさがすがすがしいですね!

キャッチコピーは

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです

なるほど。

ユーミンの楽曲もぴったりでした。

トップ6「ルパン三世 カリオストロの城」

ルパンって年齢いくつくらいでしょうね?

調べてみると「年齢不詳」とされているようですが30代中盤ではないか、とのこと。

30代中盤の大泥棒ルパンが16歳のヒロイン・クラリスを本気で守りたいと行動します。「おじさま」と呼ばれながら!

ルパンと銭型警部との妙な友情や、クラリスの純粋な可憐さ、ラストの粋な締めくくりと見どころいっぱいです。

かのスティーブンスピルバーグ監督も、冒頭のカーチェイスを

「世界最高のカーチェイス」

と、大絶賛していますよ!

トップ5「となりのトトロ」

巨大でモフモフでとぼけた味のある妖怪(?)トトロがとにかくいいです!

ほかにも子トトロや猫バスやマックロクロスケなど、人間でも動物でもない生き物がいるかもしれないと思うと楽しい気もちになれますね。

老若男女だれもがほっこりできる名作です。

トップ4「もののけ姫」

自然と人との対立を「くもりなき目」で見定めるアシタカ。山犬に育てられ森を破壊する人間を憎んでいるサン。

それぞれの登場人物がそれぞれの立場を主張することで起きる対立を、呪いに翻弄されながら、アシタカはどう解決し未来を切り拓いていくのか。

制作に3年を費やしたビジュアルと世界観に圧倒される名作です。

トップ3「風の谷のナウシカ」

大戦争により散り散りに生き残った人類が、猛毒を吐き巨大な虫が生息する腐海と呼ばれる森を畏れながら細々と生きている世界。そんな世界を再び人間主導のものにしようと企む愚かな人の姿と、それに真っ向から立ち向かうナウシカの勇気が胸を打ちます。

そして、ナウシカの操るメーヴェがほしいです! そういえば10年かけて本物のメーヴェを作ってしまった方もいるそうですね!

トップ2「天空の城 ラピュタ」

スウィフトの「ガリバー旅行記」に登場するラピュタと呼ばれる空中に浮かぶ島をモチーフに描かれた作品。

なんといっても空と雲の美しさが素晴らしく引きこまれます。

この作品の美術監督・山本二三さんは「未来少年コナン」以降多くの宮崎駿作品で背景を手がけ、そのボリュームのある雲は「二三雲」と呼ばれるほど空の表現に優れたアーティストとして知られます。空だけでなく、地中の場面も素敵でした!

2つのエンディングがあるという都市伝説がありますが、伝説化しているもうひとつのエンディング、実際に目撃しましたよ!

トップ1「千と千尋の神隠し」

第一位はやはりこれでしょうか。国内興行収益304億円。第52回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞、第75回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞などなど。国内外でさまざまな賞に輝く名作です。

神さまが湯治にくる銭湯という発想からして不思議で、人間が豚にされたり銭湯で働かされたりと、とにかく異世界の設定がユニークです。そこに盛りこまれたテーマも家族愛や友情、誠実に生きる姿勢など、どれも現代人に必要とされるものばかり。

海外での評価もとても高いですね。

ちなみに、アメリカのTIME誌が選んだトップ10はこんな感じ。

10位「紅の豚」

9位「ルパン三世 カリオストロの城」

8位「風たちぬ」

7位「風の谷のナウシカ」

6位「となりのトトロ」

5位「魔女の宅急便」

4位「ハウルの動く城」

3位「天空の城ラピュタ」

2位「もののけ姫」

1位「千と千尋の神隠し」

だれもにそれぞれのトップ10がありますよね。あなたのトップ10は?

いずみいずみ

いずみでしたー!