わたしはこのとき「あれぇ? 朝になったからまた鹿の姿にもどったんじゃないのー?」って思ったんですが・・・。事態はそう単純でもなさそうです。

「シシ神は死にはしないよ。命そのものだから。生と死と二つとも持っているもの。私に生きろと言ってくれた」

アシタカはこう言って自分のてのひらをながめます。アシタカの体じゅうに広がっていたタタリ神の死の呪いがわずかな痕跡を残して消えています。

 

ふむ・・・?

 

気になってネットで調べてみると、ほとんどの方は「シシ神は姿は失ったけれど死んでしまったわけじゃない」という意見のようです。

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なかには「目に見える形は崩れたけれど、目に見えない細かい粒になって世界中を包む存在になった」と説明している人も。

 

なるほど。

 

わたしとしては、シシ神の首をもって逃げているときに言ったジコ坊のこの言葉に注目したいですね。

「見ろ。命を吸って膨らみ過ぎたのろまな死神だ。日に当たれば奴は消えちまう」

野山の植物も動物も人間も飲み込んで暴走をし続けるディタラボッチが命を吸い過ぎて巨大化しているということは・・・その後、首をもどされてあらゆる場所に植物を芽吹かせ、アシタカや業病の者たちを癒し命を与えたことでエネルギーを使い果たし小さくなってしまっただけ、とも考えられますよね。

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いずれにせよ、シシ神の姿が見えなくなったとしても、死ぬことはないでしょうね。だって「死と再生」の神なわけだし。いくら死んだように見えても再生するんです。

 

東京のビル街のわずかなコンクリートの割れ目からだって、自然はたくましく顔を出してくるじゃないですか! 自然はそんなヤワじゃない。

でも、自然を粗末にすればけっきょく自分たち人間が生きにくい環境になるんです。自然への畏怖の念を忘れずに共存するのが、つまり我々人間の使命ってことですね。そう考えると、わたしたちのだれもが、アシタカと同じようにシシ神に、つまり自然に、生かされているんですね。

こんなふうに深く考えられること、それが「もののけ姫」の味わい深いところですよね!

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いずみいずみ

いずみでしたー♪