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生い立ち

手嶌さんは中学校を卒業後、音楽の道へと進むために音楽の専門的な学校へ進み本格的に音楽を学びます。おそらくはいろいろな人間関係などにも悩まされたうえで高校へとは進まずに自分の好きな音楽の道を選ぶ選択をしたのではないでしょうか?

 

それは逆に言えば「あなたは好きな音楽の道を選びなさい」と神様に言われたのだと自分自身で感じたのではないでしょうか?なかなか自分がやりたいことが見つからない今の日本の若い世代の方において、この時点で自分の好きな道へと進むめたことが、彼女にとって幸いだったのではないでしょうか?

 

その後、アマチュアで音楽活動をはじめイベントなどに参加。そして好きだったスタジオジブリに「The Rose」を歌ったデモテープが渡り、それがプロデューサである鈴木氏の目に留まって「ゲド戦記」にて「テルーの唄」とテルーの声優を務めるという大抜擢を受けたのでした。

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声優になるまで

しかし手嶌さんは当初、テルーの声優は断ったとのこと。

 

声優はそれまでにやったことがないことが理由だったそうですが、それはやはりジブリの作品に対する愛情から断られたのではないかと思います。

 

しかし結局宮崎吾郎監督の勧めでテルー役を引き受けることに。確かに声優としてはまだまだ未熟な部分があったとは思いますが、自分なりにテルーの気持ちになり、テルー自身になって務められていたと思います。

 

なので結果、手嶌サンがテルー役で良かったのではないかと思います。「テルーの唄」はデビュー作にしてとてもすばらしい曲だったと思います。

 

手嶌さんの声にはどこか人のこころの中へと入ってくる透明感と、一度聞くと忘れないくらい頭の中に残る存在感や強さが備わっていて、手嶌さんの歌うことに対する思いが聞いている人に、まるで雨のように降ってくるような印象を受けます。

 

また歌う姿もどこか張りつめた感じがしていて、その姿がまた印象的でした。宮崎吾郎監督の自作「コクリコ坂」でも主題歌や声優を務めていますが、私個人としてはもっともっと活躍の場を広げて欲しい人物の一人です。

ゲド戦記のテーマ曲「テルーの唄」

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本作品のテーマ曲「テルーの唄」は冒頭でも述べたように、監督である宮崎吾郎氏が詩を描き、谷山浩子さんが作曲し、手嶌さんが唄を歌います。

 

この「テルーの唄」は映画の中でアレンがテナーやテルーと暮らし始めてしばらくした後で、テルーが牧場で歌うのですが、この場面はこの作品の中でも一番の心に残るシーンとなりました。

 

映画の中で「テルーの唄」には音楽がなく、手嶌さんの声だけが響くのですが、それが本当にそこでテルーが歌っているようでとても良かったと思います。歌声だけであれだけ人の心を魅了してしまう手嶌葵さんは久しぶりに現れた本物の歌手だと思います。

 

アレンはその唄を聞いて思わず涙をこぼしてしまいますが、その気持ちが僕にもとても良く分かります。それは心のどこかで踏ん張っていた何かを揺らがせてしまうような真っすぐで強くて、それでいて暖かく懐かしい歌声に私自身も思わず泣きそうになりました。

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